2018年6月1日金曜日

保存会便り第71号

◆アカショウビンが鳴いてます

5月6日の朝6時過ぎ、お大師様の方向からヒョロロロロと響く鳴き声が聞こえてきます。「おお、これは珍しいアカショウビンが来とうばい!」。南の方から渡って来る夏鳥です。当日は公民館掃除でしたが、雨乞鳥(あまごいどり)の呼び名のとおり途中から雨が降り出しました。

昨年の同じ時期、カッコウとツツドリ(ポポッ、ポポッと鳴く)の鳴き声を聞きました。鳥たちは羽を休める休憩場所として畦町宿を利用しているようです。(畦町中町・小田雄一記)

アカショウビンーブッポウソウ目/カワセミ科―東南アジアから中国にかけて繁殖。日本では全国に夏鳥として渡来後繁殖するが、少ない。

◆中町の「写真パネル」を更新!

「唐津街道畦町宿の昔と今」の写真パネル、街筋に3基設置していますが、中町のパネルの中身が更新されました。酒屋の煙突・公会堂の棟上げ・敬老会記念写真・営業当時の加留部菓子店・世界一小さな蚕博物館・お祇園様池等、新旧の写真が展示され、アクリルの雨避けも付きました。写真担当の春岡さん、エターナルラボの道薗さんの労作で、畦町にやって来る旅人の目を楽しませてくれています。


「ソバ打ちと版画刷り体験」―福津暮らしの旅一行楽しむ

5月20日の9時、大学生を含む女性ばかり9名が畦町公民館にやって来ました。ダントツの1番人気は「自分で打ったソバを食べたい」。離れての2番に「版画刷り体験」。ソバ打ち指導は「練達」の「保存会ソバ打ち先生」5名、版画の指導は毎年畦町宿祭りのすばらしいポスターを作ってくださる、街道版画家二川秀臣さん。

ソバ打ち、始めはぎこちなかった参加者でしたが、次第に順調な手の動き。2時間弱で「畦町産手打ちそば」完成。「自分で打ったソバはとっても美味しい」しかもご飯に漬物付きでと大感激。食べ終わって1時間程度、事務局長ガイドで宿場散策。1時30分から版画刷り体験。二川さんの手慣れたアドバイスで黒森神社神楽・浜辺の貝・アネモネの花・そば処畦と4種類もの版画を摺り上げ、お互いに比べ合って大喜び。もちろん完成した版画はお持ち帰りで、「版画人気」も急上昇。 おソバが食べたいとやって来たけれど、レトロな畦町宿にすばらしい版画体験、そして何より「畦町のみなさんのなごやかな心」に浸れて、いい1日を過ごさせていただきました、と皆さんの感想でした。


第6回畦町宿祭りー10.12(金)13(土)-実行委員会スタート 今年も「協賛金」・「祭りボランティア」へのご協力を!

5月31日、第6回唐津街道畦町宿祭りの実行委員会がスタート。実行委員長は櫻井良行さん。福津市の「コスモス花園祭り」と同時開催で、5カ月間の準備活動に入ります。6、7月、各団体・個人の皆様方に例年同様のご支援のお願いに上がりますので何卒よろしく。


◆6月10日(日)―作業日ですー

久方の作業日となります。天満宮・お祇園様等の草取り・草刈り等を予定。 集合場所・時間 公民館前・8時30分


◆セビア赤紫蘇工場が稼働します

川沿いの県道横、畦町東の信号手前にある旧いちふく跡が「赤紫蘇加工工場」として、6月中頃から稼働することとなりました。経営は小倉北区にある青果仲卸業の株式会社セビア。 5月14日には「赤紫蘇栽培」の契約農家が欲しいと、畦町公民館で説明会。渡辺区長さん、保存会の野菜班の小田雄一・小田勝幸さんなど10名程が参加しました。

営業の木原部長は「他地域に契約農家はあるが、地元畦町で赤紫蘇を作ってくれる農家がぜひとも欲しい」と力説、次は渡辺区長さんを窓口に、工場や赤紫蘇栽培農家の見学を取組むこととなりました。工場では選別作業に女性も募集中。稼働で畦町に活気が生まれます。


『エゴマレポート』壱―佐々木勉

4月21日「畦ファーム会議」(畦町で畑の借地をしている人等の集まり。現在8名)のメンバーでエゴマの種播き。お宮の裏のソバ畑の余った畝に筋播きです。一ヶ月程経った今は小さな四ツ葉で、畝は緑のラインが出来ています。

エゴマはシソの葉の風味に似ているから、サラダやテンプラにグッド。また醤油漬けでお握りを巻くと美味しい葉が収穫できます。―続くー


遊水池つれづれ1ー古屋隆之―会員・横浜市在住

4月21日「畦ファーム会議」(畦町で畑の借地をしている人等の集まり。現在8名)のメンバーでエゴマの種播き。お宮の裏のソバ畑の余った畝に筋播きです。一ヶ月程経った今は小さな四ツ葉で、畝は緑のラインが出来ています。

わが町に洪水防止の若葉台遊水池(縦120m×横70m)があります。その周辺を四季野鳥が飛び交っていますが、特に11月の晩秋に入りますと遠くシベリアから越冬のためカモ類がやってきます。ところが毎年20羽前後やつてきて滞在するオオヨシガモがここ数年なぜか10羽前後と激減したのです。池水の水質悪化でエサとなる水生生物の減少や葦などの繁茂し過ぎが原因では?という仮説を立て、ビオトープ(生物がみ快適に生息できる場所)診断を受けるには定量的に野鳥の飛来状況を、数年観察記録する必要との「日本野鳥の会」指導員のアドバイスでモニタリング観察を開始。あと2ヶ月で2年目です。

具体的には雨天日、外出日は除いて毎日午前中、月20日前後の観察です。観察したすべての野鳥の種別、個体数を記録しています。一人観察ですので基本的には写真が必須です。時たまやってくるシラサギの一種、コサギは黒いくちばしと黒い脚と黄色い足指の純白の野鳥です。美しい姿で飛び立ちます。(5月14日記)

筆者紹介―古屋隆之さん。1939年福岡市生まれ。母の花子さんは畦町出身。

引き揚げの想い出1―岩永圭司―会員・大阪市在住

私は昭和20年8月終戦時、旧満州国北安市(ペーアン)に官吏の父、母、一つ年下の妹、そしてこの年の8月6日に生まれた弟の5人家族で住んでいた。翌年、一家は北安市を出、新京を経て出港地の葫蘆島(コロ島)へ、そして博多港に21年8月上陸、母の実家である畦町の岩熊清さん宅にたどり着き、その後「旧畦町公会堂」奥の間で数年間お世話になった。さて、頼まれたこととて、なんとかその「想い出」を記したいが、当時6歳の幼児体験、しかも70年を経ていて記憶が定かではない部分が多く、時・場所も交差していようが「書き残し」ておくのも責務かも知れず。

写真は昭和20年4月国民学校入学記念のもの。戦闘帽にリュックサック、時代を感じる一枚。 (終戦・ソ連軍参戦・進駐まで3か月)

入学して登校した思い出はなく、強く印象に残っているのは、「女の先生が勤労奉仕用のレンガなどを運ぶ背嚢を、複雑な表情で配布してくれたこと」。零下40度の冬!満州の春は5月、氷が解けると、6月のある日突然のように荒野が若緑に一変する、野原一面に桜草やキンポウゲが一斉に咲きだす。―続くー


第72号 2018.5.5 事務局 畦町368 岩熊寛 方
☎080-9244-5128 メール  hirohiro@jt2.so-net.ne.jp
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